2017年 07月 01日 ( 1 )

人と向き合うこと

先日、知り合いのSさんが入院したので、Tさんと一緒にお見舞いに行ってきました。その方は高齢で息子さんは遠く離れたところで仕事をしています。

病室に入るとSさんは目をつぶっていましたが、Tさんが足に触れると目をあけて「来てくれたの?」と嬉しそうに言いました。

入院するまでのいきさつを話しているうちに、Sさんは「死んだら○○(息子さんの名前)は帰ってくるかな?」と言いました。

Tさんは「そんなこと言わないで元気になってくださいよ」と言って他の話をし始めました。こういう会話ってよく耳にするし、私も以前はそうでした。ちっとも元気そうじゃないし本人もそう言っているのに「元気そうで安心しました」なんて言ったりしてました。

聞いていて、Sさんの気持ちが置き去りにされて浮いてるなって思いました。Sさんは息子さんが近くにいない心細さや、そばにいて欲しいという思いがあるんだろうなって思います。入院したことで自分の死も考えたでしょうから、そういう言葉が出たんだと思います。

帰りにTさんにその時のことを聞くと、「ぼくはSさんの話を無視して話を変えたんだ。死という言葉にこちらが引きずられて暗くなったら二人して暗くなる。Sさんの気持ちに共感できる気持ちのゆとりが今の僕にはないんだ」といっていました。  

Tさんの話を聞いて、自分がどうしてSさんの話を聞けなかったのかをわかっていて、そういう自分の気持ちを話すことができるっていいなって思いました。正直だし自分を大切にしていると思いました。

Sさんの気持ちに寄り添うことができたらよかったけど。
人の気持ちに向き合えることもあるし、向き合えないこともある。それでいいんだなって思いました。そこで無理していい人になったり、嘘をつくよりも、自分に正直でいることの方が大事だと思います。

そして、できれば、人と向き合うことも、自分の正直な気持ちを伝えることも、怖いことではないということを一人でも多くの方に知ってほしいと思います。



   - - お読みいただきありがとうございました。 - -  

私たち一人一人の中には、自分を理解し、許し、愛するためのたくさんの資質があります。
そういうもともとある力を使って、本来の自分(「私」)を育てるカウンセリングを行っています。
自分を育てるカウンセリング  http://sodatu556.exblog.jp/i2/ 






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by yokosize | 2017-07-01 23:06 | Comments(0)

自分に向き合い育てながら毎日を大切に過ごしたいと思っています。